下記の写真の手元にあるのは貴重種とされる原種のフィロデンドロンとアンスリュームです。
以前は、赤玉土の微塵による鉢内の多湿のよる根腐れも時々ありました。
今まで日向土とピートモスなどを混合したもので、乾かし気味に管理し、こまめなシリンジを
行ってきました。調子の落とした株は天挿しなどで寿命をつないできました。
種類によってはハダニなどもつきやすかったのですが、SUGOI-neで植え替え後、
シリンジは前ほど行っておらず、紫外線のカットもしていませんが、全くハダニが出なくなりました。
成長スピードが増し、展開する葉も大きくなりました。
鉢栽培では現地葉のような立派な葉を作るのは難しいといわれているのですが、
例えば、フィロデンドロン’ジョーピー’(joepii)の場合、植え替え前に展開した葉は大きくとも
30cm前後でしたが、植え替え後は40cm前後の葉が直ぐに展開してきました。
工事中・・・続く・・・・
SUGOI-ne2号ゴールドでは
気根は空中に伸びない。
材木腐朽菌を求めて・・・SUGOI-neに向って伸びる。潜る・・・。
自生地では、これらの植物は森の負け組み。
だから・・・樹上で生き、空中に根を伸ばさなければならない。
SUGOI-neで植えると・・・勝組みの植物に変貌する!!
本来の姿に戻ることが出来る。
SUGOI-ne2号ゴールドで発芽した
フィロデン’ベルコーサム’
フィロデン’オータム’
アンスリュウムSP
SUGOI-neによる自生地の炭素循環再現で、
見事に発芽したフィロデンドロン’トゥクスラ’
SUGOI-ne2号ゴールドによる
フィロデンドロン’トゥクスラ’の実生成功について
全ての輸入種子をSUGOI-ne2号ゴールドに蒔きました。
ゴマ粒より小さい種子ですので、予めポリ鉢でSUGOI-neを膨張させておき、その後一週間毎日 潅水。その後あ、
生油粕と尿素8000倍液、SUGOI-ne源液1000倍液一回与え、その後に播 種しました。
湿度80%前後、採光は窓際の差し込む自然光です。
発芽率は100%に近いと思います。
SUGOI-ne2号ゴールドによる
フィロデンドロン、アンスリュウム、モンテスラの・・・実生
N,K
観葉植物の鉢。
このような姿に仕立てられる。
こういう根の姿は自生地の根の姿ではない。
SUGOI-ne2号ゴールド
植え替え後に順調に・・・・生育中の「サトイモ科植物」
N,K
SUGOI-neに根を伸ばすアンスリュウム’ワロクエアナム’
根は鉢外に伸びださない。
SUGOI-neに根を伸ばすフィロデンの一種
この根を見るとオモトの根とほとんど同じ?
フィロデンドロン、モンテスラ、アンスリュウムの気根について。
宇井清太
SUGOI-ne栽培では、
フィロデンドロン、モンテスラ、アンスリュウムの根は空中に伸ばさない。
写真左 これまでの用土で栽培すると空中の根を伸ばす。
これまでの園芸界の定説、常識では、これらの植物は空気が好きだから・・・
空中に気根を伸ばすといわれてきた。
この常識が・・この植物の見方、理解の仕方が本当に正しいのか????
そういう問題が出てきた。
ランでは、バンダ、コチョウラン、カトレアなどの着生ランにおいても、それらの根は
SUGOI-ne栽培では空中に伸びないことが解かってきた。これまでの常識と全然
異なる姿を現わしてきた。
これと同じことが、熱帯雨林に着生するサトイモ科植物の気根で出てきた。
このことは何を意味するのか?
この原始単子葉植物のサトイモ科の植物。
この植物が樹上に自生できるのはなぜか。
この植物の根は、本当に空気がすきなのか???
SUGOI-ne栽培のこの根を見れば、明らかに空気が好きなようには見えない。
むしろ、SUGOI-neの材木腐朽菌と共生しているようである。
気根というより「菌根」のような形態である。
根の初期の姿は、材木腐朽菌と共生し、熱帯雨林の炭素循環の中で生きているのではないか。
この植物はラン科植物と異なり大型になる。
この大きな身体を支えるには、この根も身体を支える「支柱根」にならなければならない。
ラン科植物の根と共通することと、異なる機能を具備しなければならなかった。
この支柱根を見て、空気を好むと理解したのでは、SUGOI-ne栽培の、SUGOI-neに伸びる根を説明がつかない。
この根が気根か????
SUGOI-neに根を張った野生のモンテスラ。
SUGOI-ne2号ゴールド植え。
空中に根を伸ばさないでSUGOI-neに向って
伸びる。
この根を見ると他の単子葉植物の根とほとんど同じ
になる
無事に根もつき新葉展開中の海外輸入の
フィロデンドロンとモンテスラと、アンスリュウム。
N,K
海外から輸入したサトイモ科植物の養生にSUGOI-neを使用しました。
手元に届いた際にそれらは、しなびたホウレンソウのようでした。
サトイモ科植物の輸入には植物検疫の規則があり、地下部の輸入は禁止されております。
検疫を通る際、根に関しては破棄しなくてはなりません。
手元に届いた時には、新に発根したらしい根はついていましたが、それらも前記の通り、すっかり
しなびているようでした。養生というよりは、ほとんど「挿し木」に近い感覚でした。
挿し木用の無菌用土では、植物自体の生命力に頼るよりなく、湿度管理のようなフォローがせいぜい
でしたので、SUGOI-neの材木腐朽菌の力を試してみようと思いました。
植え込み後の回復は目を見張るものがあり、しなびた現地葉までもが立派な光合成要員になりました。
結果的に輸入植物達は全て養生に成功して、新葉を展開しています。
今までの挿し木の時はタネ蒔き用土や、落ち着いたと思われる腐葉土中心の用土を使用して、空中湿度
を80%以上に保ちトライしてきましたが、何かが悪さをして茎部のナンプ症状などで失敗することがよくあり ました。
SUGOI-neでは鉢の表面が菌糸で真っ白になり、それが茎まで及んでいましたが、発根までの展開は
順調そのものでした。
天挿し成功し生育中のフィロデンドロンの一種。
SUGOI-ne2号ゴールド植え。
フィロデンドロン’ベルコーサム’の一種
天挿し成功の野生種。
SUGOI-ne2号ゴールド植え。
SUGOI-neに向って根を伸ばし張る。
アンスリューム ’ベイチー’
天挿し成功 野生種再生。
SUGOI-ne2号ゴールド使用。
気根がSUGOI-neに潜ってゆく・・・。
サトイモ科植物は熱帯雨林など全世界に分布し、約105属2500種に及ぶ多様な進化形態を示す植物である。
その生息場所は湿地帯から着生、熱帯雨林から亜高山地帯まで幅広く分布する。
そのほとんどは枯れ落ち葉の材木腐朽菌による炭素循環の中で生きる植物である。
今回の講座では、中南米の熱帯雨林に自生する「着生種」のフロデンドロン、モンテスラ、アンスリュームの
SUGOI-ne2号ゴールドでの貴重な栽培データを東京 N,K氏よりご報告頂いたので掲載する。
この熱帯雨林には、蘭科の着生蘭も多数自生する地帯である。
SUGOI-ne2号ゴールドのラン菌は日本の北部で発見された材木腐朽菌である。
この材木腐朽菌が、全世界に分布する蘭科植物に共生することが実証されつつある。
この菌がラン科植物のみ利用しているとは考えにくい。
着生植物は、同じ枝、幹に何種類の植物が生息している。
このことを考えれば、同じ材木腐朽菌を共有している、供用しているという考えが自然である。
このような意味で、SUGOI-neはランのコンポストとして当初開発したものであるが、
材木腐朽菌という微生物から見た植物という観点から考えれば、
そこには植物分類学からみた分類と違う方向から考察しなければならない。
そういうことで、このSUGOI-neのホームページには、植物分類学を超えた視点から掲載して参ります。
今回の金澤氏の中南米の熱帯雨林に自生する「サトイモ科植物」の栽培例は、
新たな領域を拓くもので、多くの皆さんが、多くの植物でこの材木腐朽菌の視点から研究してくだされば、
園芸の新たな世界が拓かれることになる。
宇井清太 記
著作権所有者 東京 N,K
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SUGOI-ne栽培講座
SUGOI-ne2号ゴールドによる
サトイモ科植物 フィロデンドロン、モテスラ、アンスリュウム 栽培
写真、 文 東京 N.K
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